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建設発生土ストックヤード施設における活用 BZ210-3導入

2024年5月21日 石見銀山建設株式会社様へ納車し、稼働していた自走式土質改良機BZ210-3に新たにサイロを設置された為、改めてキャリブレーションを実施しました。

同社は、土木一式工事や法面工事などの建設事業を主力としていますが、その一方で、建設発生土の受け入れ事業も営んでおられます。今回はその事業に関する、発生土の受け入れ施設(ストックヤード)で使用されるBZ210-3リテラの導入事例をご紹介します。

土質改良機とは、名前の通り不良な土と固化材を混ぜ合わせ、質の良い土を生み出す土質改良作業に使われる特殊な建機です。コマツでは環境リサイクル機械にラインナップされています。

BZ210-3は環境問題に関心のあるお客様に人気のある機種となっております。
また、今回ご紹介した石見銀山建設様ではストックヤード内での活用ですが、本機は自走式なので場所を問わず稼働することが出来ます。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

お客様の声

BZ210-3をより正確な添加割合で作業させるには、
・機械が出しているつもりの土の量(理論値)
・実際に出している土の量(実測値)
この2つを比較して、その差をなくす為に修正係数を求める必要があります。

まず、固化材のキャリブレーションを実施しました。
機械内部の固化材出口に箱を設置し、サイロから固化材(石灰)を投入します。
機械を稼働させ、箱に排出された固化材の排出量をはかりで測定します。
これを数回ほど繰り返し測定して、その平均をとります。

続いて、発生土のキャリブレーションを実施しました。
排出コンベア出口にダンプトラックを用意し、油圧ショベルで発生土を投入します。
機械を稼働させ、ダンプに土を排出し、あらかじめ測定しておいたダンプのベッセル容量を基に排出量を測定します。
こちらも固化材と同様に数回ほど測定し、その平均をとります。

固化材、発生土ともに、測定した実測値と理論値から修正係数を算出し、機械に設定します。
この工程を踏むことで、BZ210-3を効率的に稼働させることが出来ます。

また、サイロ内に石灰が残ったままだと雨で発熱する為、試運転も兼ねて石灰がなくなるまで改良土を生産しました。
おおよそ2tダンプ3台分の量が排出されました。

また、今回ご紹介しているBZ210-3はステップ部を改造しており、エアーコンプレッサを置けるようになっています。
刃に付着した土を吹き飛ばす為に使われ、整備性の向上に寄与しています。

お客様プロフィール

石見銀山建設株式会社
事業内容
  • 建設事業
    • 土木一式工事
    • 法面工事
    • 上下水道工事
    • 浄化槽工事
    • 建築工事
    • 解体工事
    • 舗装工事
  • 建設発生土の受け入れ事業(ストックヤード)

https://www.iwamiginzan.co.jp

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